ローマは一日にしてならず

現在では完成した感のあるオートバイですが、百数十年前からの偉大な先人達の努力や苦労が有っての事と思います。

イギリス人ジェームス・ワット氏が外燃機関である蒸気機関を完成させて以来、内燃機関の研究が進められ、ニコラス・オットーが4ストロークサイクルを、デュガルド・クラーク卿が2ストロークサイクルの内燃機関の基礎を確立しました。

その内燃機関を原動機とする自動車が多くの人々に研究され、ガソリンを燃料とするガソリン機関付自走車をドイツのゴットリーブ・ダイムラーとカール・ベンツが各々別々に発明し、現在に至っています。(勿論俺の国の方が先だと言う異論は有ります)

ここでは、その偉大な先人の方々を簡略ですが記してみました。

尚、参考資料は以下のもの等です。
日本のオートバイの歴史  富塚 清著  三樹書房
コンサイス外国人名事典  三省堂
自動車用語中辞典  斉藤 孟監修  山海堂
1956年 モーターファン  2月号
THE ENCYCLOPEDIA OF THE MORTORCYCLE  HUGO WILSON

ニコラス・オットー氏   Dr.Nikolaus August Otto(1832-1891)

4ストロークサイクルの始祖

ドイツの技術者

1876年(明治9年)、多年に亘る研究の結果、世界最初の実用的4サイクル式機関を発明する。
1878年(明治11年)このサイクルに依って運転するガス機関をパリ市に於いて開催された世界博覧会に出品し、世界的の名声を博すると同時に動力界に一大革命をもたらしました。

爾来この機関はオットー・サイクル式機関とも呼ばれています。


デュガルド クラーク卿   Sir Dugald Clerk

2ストロークサイクルの始祖

英国人 
1880年(明治13年)、クランク軸が1回転する間に吸気、圧縮、爆発、排気の4つのサイクルを完結する2ストロークサイクルを発明。

2ストローク機関は発明者の名誉を記念してクラーク・サイクル式機関とも呼ばれています。


ゴットリーブ・ダイムラー   Mr.Gottlieb Daimler(1834-1900)

ガソリンエンジンの始祖

ドイツの機械技術者

1886年(明治19年)世界初のオートバイを作る。
移動出来る機関に於いて多年に亘る研究の結果、1883年(明治16年)従来厄介視されていたガソリンを燃料とする画期的なガソリン機関を初めて完成し、自動車用及び航空機関などの機関、更に人力、畜力に変り人間の生活に一新紀元を画しました。

世界初のオートバイは、エンジン排気量は260c.c.、出力0.5ps(power supply)、回転数700r.p.m.、車速6〜12km/hであったそうです。


ケッタリング博士   Charles Franklin Kettering(1876-1958)

アメリカの発明家

セルフスターター、キャッシュレジスター等多くの発明をした。
アメリカではエジソンと並ぶ発明家

1500万台売れたT型フォード等当時の自動車はは電気式スターターが無く手のクランクでエンジンをかけていた為、ケガ人はおろか死者(ケッチンの為)も出た事から自動スターターを発明。自動車界に革命をもたらした。

世界最初のセルモーター付きのオートバイは1910年代から1920年代のインディアンで、ケッタリング式を採用しています。

日本ではライラック(丸正自動車)の1954年のライラックドラゴン(350c.c.、SVフラットツイン、シャフトドライブ)で、このケッタリング式セルフスターターを装備していました。


ダンロップ氏   Mr.John Boyd Dunlop(1840-1921)

イギリスの空気タイヤ発明者、製造業者

 

1888年自転車用空気入りゴムタイヤを発明。
1899年空気入りタイヤ会社を設立。それ以前は獣医さんでした。


ボッシュ氏   Mr.Robert August Bosch (1861-1942)

ドイツの電気技術者、工業家。

ドイツ南部のシュトゥッッガルトに工場を起こしボッシュ社を設立。高圧磁石発電機の生産に成功しました。
今では世界のボッシュ。


島津 楢蔵氏   1888年(明治21年)生れ

 

1908年(明治41年) 20歳で初めてガソリンエンジン作りに成功。
1909年、国産第1号のオートバイNS号を完成。
4サイクル、単気筒、400c.c.型で、吸入バルブは当時の常例の自動負圧式(吸入バルブが弱いばねで支えられていて、吸入行程におけるシリンダー内の減圧によって自動的に開くもの、排気バルブのみが機械駆動である)点火プラグ、コイル、キャブレーター、ピストンリング等も自作。
日本のオートバイ史はここからはじまる。


本田 宗一郎氏   1906(明治39年)−1991(平成3年)

本田宗一郎氏の業績は今さら書くまでもありませんし、余りにも多すぎるのですが、日本が工業立国になれたのは彼の功績有っての事です。
得意の物づくり以外では

特振法:
トヨタ、日産、いすず(!)以外のメーカー以外は乗用車を作ってはいけないと言う、赤旗法・禁酒法と並ぶ悪法。
この法案が成立していたら今の日本はどうなっていたでしょう。


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